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人類の発展 フロント
人類はアフリカで誕生し、その発展のルートがアルプスーヒマラヤ造山運動によって形成された山脈地帯の南に位置するか北に位置するかで、社会の性格が大いに変化した。ヒマラヤ山脈の南東方に位置する東南アジアは、水の恵みを受けた理想的な土地で、人々の精神が穏やかなものとなった。その代表は、2・3万年前に海底に水没したスンダランドに住んでいた古モンゴロイドの精神である。最終氷河期の気候変化で、スンダランドに住んでいた古モンゴロイドは土地の沈下・浮上に伴って、中国大陸・インド亜大陸の東北部・シベリア東部・朝鮮半島・日本列島・南北アメリカ大陸・南太平洋諸島に展開し、スンダランドの浮上期には帰るという移動を繰り返していた。スンダランドの水没後にはアジア各地に定住し日本列島には旧石器の最終期に住みつき原日本人主要素となった。後に文明を作り出したセム・アーリアの発生地から遠く、その影響はほとんど受けることがなかった。このために、日本列島の縄文人が古モンゴロイドの精神を純粋に受け継いだ希少な人々となった。中でも、南関東の縄文人、さらに絞れば東総地区の縄文人は3.8万年を超える旧石器時代から人類最古の精神を継承している。
総合知の東遷と分析知の流入
総合知の展開